1. きらびやかじゃない。でも、なぜか惹かれる。
シルバージュエリーというと、装飾の多い華やかなものを思い浮かべる方も多いかもしれません。 けれど、北欧のヴィンテージシルバーは少し違います。
無駄をそぎ落としたシンプルな造形。静かに光るマットな質感。身に着ける人の個性を邪魔しない、控えめな存在感。 それでいて、手に取るとなぜか強く心に残る不思議な魅力を持っています。
近年、海外では特にコレクターやスタイリストの間でこの「静かな美しさ」が再評価され、 Georg Jensen や Hans Hansen など名の知れたブランドだけでなく、JEMAXのような知られざる小さな工房にも注目が集まっています。
日本でもここ数年、雑誌やセレクトショップで「北欧ヴィンテージ」という言葉が見かけられるようになり、 アパレルやインテリアに興味のある人たちの間でじわじわと人気が広がってきました。
今回ご紹介するのは、そんな北欧ヴィンテージの中でも特に洗練された静けさをもつブローチ。 はじめて北欧ジュエリーに触れる方にも、その魅力がきっと伝わると思います。
2. JEMAXについて
JEMAXは1950〜70年代にデンマークで活動していたジュエリーメーカー。 ブランドの詳細は多くを語られていませんが、その分 "知る人ぞ知る" 存在として、静かにコレクターの注目を集めています。
JEMAXの作品は、シンプルでありながらもどこかあたたかさを感じさせるフォルムと、職人技が感じられるディテールが特徴。 華やかではないけれど、だからこそ飽きずに長く付き合えるジュエリーです。
3. デザインの魅力
このブローチは、すっきりとした楕円をベースに、軽やかな曲線が二重に重なるような構成。
一見すると抽象的ですが、自然の中にある"種"や"葉脈"のような生命の流れを感じさせるデザインです。
サイズは控えめながら、立体感があり、胸元やバッグ、ストールなどに着けるとさりげないアクセントとして機能します。
磨きすぎていない、ヴィンテージならではのシルバーの表情も魅力の一つ。 シンプルだからこそ、使う人の個性を引き立ててくれます。
この年代のアイテムとしては珍しく、エナメルの状態が良好なのも見逃せないポイントです。
4. コーディネート提案
春夏は白シャツやリネン素材に合わせて軽やかに
秋冬はウールコートやストールのアクセントに
バッグや帽子に着けるアレンジもおすすめ
ユニセックスなデザインなので、性別を問わず楽しめるのも嬉しいポイントです。
5. ヴィンテージとしての価値
JEMAXの作品は市場に出回る数が非常に少なく、特にブローチのようなファッション性とアート性を兼ね備えた作品はコレクターにも人気です。
今回ご紹介するブローチは、全体のコンディションも非常に良好。 裏面の刻印も鮮明で、JEMAXのアイテムとして自信を持っておすすめできます。
6. 商品紹介とまとめ
商品名:ヴィンテージ デンマークシルバー925 JEMAX 50s–70s ブローチ 5.2gサイズ:約3.9cm × 1.5cm重量:約5.2g
シンプルだけれど、ずっと手元に置いておきたくなる。そんなブローチです。 北欧ジュエリーの入り口としても、すでに好きな方のコレクションにも、どちらにもおすすめできる一点。
ぜひ手に取って、その静かな存在感を感じてみてください。
Defsilverでは、JEMAXをはじめとする北欧ヴィンテージジュエリーを多数ご紹介しています。 気になる点があれば、お気軽にお問い合わせください。
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1. 日常に、ほんの少しの特別を。
華美ではないけれど、目を引くデザイン。北欧ヴィンテージシルバーの中でも、John L. Lauritzen(ジョン・L・ラウリッツェン)の作品は静かな美しさを湛えています。
彼のジュエリーは、一見すると控えめ。しかし、細部に宿る緊張感と柔らかさのバランスが、日常に特別な空気を加えてくれるのです。
2. Background(デザイナーの背景)
John L. Lauritzenは、1950年代から60年代にかけてデンマークで活躍したジュエリーデザイナー。
Georg Jensenをはじめとするモダンデンマークデザインの流れの中で、Lauritzenはより抑制のきいたミニマルな作品を発表していました。彼のジュエリーは大量生産品とは一線を画し、限られた数しか流通していません。
3. Design(デザインの特徴)
Lauritzenの作品は、以下のような特徴を備えています:
ミニマルで直線的なフォルム
抽象化された自然モチーフ(葉・波・光など)
曲線と面のバランスを活かした造形
控えめなサイズ感と、手仕事の温かみ
シンプルながら、独自の詩的な感覚を宿したジュエリーです。
4. Styling(スタイリング提案)
彼のネックレスは、装いにスッと馴染む「静かな個性」が魅力。
白シャツやリネン素材に合わせて上質な抜け感を演出
黒のタートルネックに合わせてシルバーの美しさを強調
カジュアルなTシャツにもミニマルな輝きをプラス
また、1950年代当時、やや短めのネックレスがファッションの主流として人気を集めていました。首元にぴたりと沿うシルエットは、今見ても非常に新鮮でモダンです。
5. Scarcity(希少性について)
John L. Lauritzenの作品は、デンマーク国外で見つかることが少なく、日本での流通はごくわずかです。特に良好なコンディションで残っているアイテムは年々希少価値が高まっています。
一点物のような感覚で身に着けられるジュエリーとして、多くのコレクターが注目しています。
6. 商品のご紹介
今回ご紹介するのは、Lauritzenらしいミニマルなリンク構造のヴィンテージネックレス。
商品ページはこちら
デンマークらしい幾何学的な構成のなかに、有機的なカーブが差し込まれた構築的なデザイン。全長は約38cmほどで、首に沿うコンパクトなサイズ感が特徴です。
光沢を抑えた落ち着いたシルバートーンが、どんな装いにも寄り添ってくれます。
Defsilverでは、John L. Lauritzenをはじめとする北欧ヴィンテージジュエリーをセレクトしてご紹介しています。ご不明点があればお気軽にご相談ください。
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1. さりげないけど、目を引く。
デンマークヴィンテージの中でも、ひときわ存在感を放つジュエリー。それがVolmer Bahner(ヴォルマー・バーナー)です。繊細なエナメル細工と構築的なデザインで、見る者を惹きつける作品を数多く残しています。
今回はそんな彼の魅力を、実際の一点を通じて掘り下げてみましょう。
2. Background(デザイナーの背景)
Volmer Bahnerは、1912年生まれのデンマークのジュエリーデザイナーで、1940〜60年代を中心に活躍しました。金属彫刻と工芸の教育を受けた後、シルバーとエナメルを融合させたアクセサリーで注目を集めます。
特に有名なのは、カラフルなギロッシュエナメルを用いたブローチやネックレス。自然のモチーフ(葉、花、蝶など)をもとに、北欧的なミニマリズムと装飾性を絶妙なバランスでまとめています。
3. Design(デザインの特徴)
Volmer Bahnerのジュエリーには次のような特徴があります:
明るく繊細なギロッシュエナメル加工
シンメトリックなリンク構造
植物や自然モチーフの抽象化
コンパクトながら構築的な存在感
彼の作品はどこか「可愛らしさ」と「整然とした幾何学」の両方を感じさせるのが魅力です。
4. Styling(スタイリング提案)
Volmer Bahnerのジュエリーは、小ぶりで合わせやすいため普段使いにぴったり。
白シャツやニットに合わせて北欧の空気感を演出
ゴールドトーンのアクセサリーとミックスして華やかに
単体で使えば控えめで上品に、重ね付けすればモダンに
年齢や性別を問わず取り入れられる、柔らかくも芯のあるデザインが魅力です。
5. Scarcity(希少性について)
Volmer Bahnerのジュエリーは現在では製造されておらず、すべてヴィンテージ市場に限られます。特にエナメルの状態が良いものは年々見つかりづらくなっており、コンディションの良い個体はコレクター間でも高く評価されています。
6. 商品のご紹介
今回ご紹介するのは、Volmer Bahnerによる葉モチーフのリンクブレスレット。
リーフの形をしたリンクに、淡いイエローのギロッシュエナメルが施されています。エナメル部分の状態も非常に良好で、色ムラや剥がれのない上質なコンディション。
留め具部分の刻印には「VB STERLING DENMARK」と明記されています。
北欧ヴィンテージの中でも色味が入ったデザインはアクセントとして非常に重宝されます。一本あるだけで、装いに軽やかさと個性を添えてくれます。
Defsilverでは、Volmer Bahnerをはじめとした北欧ヴィンテージジュエリーをセレクトしてご紹介しています。ご不明点があればお気軽にご相談ください。
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